債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)で借金問題を解決する!

借金問題を解決する方法として債務整理がありますが、債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産の4種類があります。各々の借金の状況に応じて、任意整理、個人再生、自己破産のどの債務整理の方法が適切かが変わってきます。借金問題と言っても、過払い金が生じている場合には、借金どころかお金(過払い金)が返ってくる可能性もあるのです。

もしもの為に知っておきたい「法テラス」

「民事法律扶助制度」を利用する

返済に追われ経済的に追い詰められていると、費用や後の返済が心配になるかと思いますが、そうした経済状況でもきちんとした支払いが出来るように法が定められています。 弁護士や司法書士への支払いを分割にしたり、立て替えを行ってくれる法律で「民事法律扶助制度」と呼ばれています。一定の条件を満たすことで利用できるので、きちんと知っておく事で負担を軽くする事ができます。

法テラスの条件とは?

この民事法律扶助制度日本司法支援センター(法テラス)と呼ばれる機関が実施しているもので、制度を受けるにあたって3つの条件を定め、審査を行っています。 (1) 資力基準を上回らないこと。(申込者とその配偶者の賞与を含む手取り月収の合計が、単身者20万以下、2人家族27万6千円以下、3人家族29万9千円以下、4人家族32万8千円以下となっています) (2) 解決の見込みがないとは言えないこと。 (3) 民事法律扶助の趣旨に適すること。 この3つの条件を満たせば利用する事が可能です。

重要なポイントとは?

この上記の3つの条件で特に重要なポイントは(1) の資力基準についてです。(2), (3)については債務整理を行うに当たって自然に満たされる条件となっていますが、(1) については個々の収入の問題になるので、審査を行い決まるものとなります。 しかしこの資力の項目が当てはまらなくても、状況判断を行い考慮してもらえる事があります。それは住宅ローンや医療費、家賃などの出費がある場合です。これらの出費を考慮したうえでの審査になるので、一概に当てはまらないからといって利用できないわけではありません。 また、大都会である大阪や東京に住んでいる場合には、条件の金額に10%ほど加算された金額が基準となります。

利用した場合の利息などはどうなるのか

この制度を利用して分割払いをした場合には、返済時に利息が付く事はありません。立て替え・分割共に無利息で、利用者の経済状況に応じて毎月の返済額が決まります。 この法テラスを利用する場合には、審査に時間がかかる場合があるので、前もって司法書士や弁護士に利用したい旨を相談しておくと良いでしょう。必要な手続きを同時に行えるのでスムーズに利用できます。