過払い金の発生も見つける事が可能
引き直し計算の重要性
支払いを滞りなく続けていた場合でも、引き直し計算をする事によって過払い金が発生している事に気づき、返済を終える事が出来る場合があります。 過払い金が発生していた場合には業者に対し「過払い金返還請求」を行い取り戻す事が出来るようになっています。 高い利息で長期間の返済の場合に見つかりやすい傾向があるので、専門家に相談に行く事をおすすめします。
過払い金とはどのように発生しているのか
例えで過払い金の発生する仕組みを説明しましょう。 まず正しく制定された利息制限法の年利18%で100万円を借り、月4万円の返済を行うとします。 この金利の場合だと、4年たらずで元本の完済ができます。 しかし、出資法の29.2%という高金利で100万円を借りた場合では、月4万円の返済を4年行っても25万円も元本が残ってしまいます。 18%の場合であれば29.2%の場合よりも返済期間が早いうえに、支払いすぎた利息が元本の返済を行ってくれているのです。 しかし29.2%のまま返済を続けていた場合には、元本以上にお金を支払っている事になります。 こうして支払うべき金額以上に支払ってしまった分が過払い金となります。
返還してもらうには?
専門家に相談し、過払い金が見つかった場合には、業者に対して請求を行いますが、個人で行っても応じてもらえない事が多ため、必ず専門家のもとで交渉を行うようにしましょう。 業者によっては交渉に応じずに裁判を起こさなければならない事もあるので、金額や業者によって様々です。しかし大きな金額であれば裁判を起こす事も考えましょう。