2年以上も返済期間を短縮できる計算に
長期間の返済で過払いが発生していた場合には、どの程度まで元本が減るのでしょうか。 ここでも、サラ金からの借り入れが80万円、金利29.2%、月々の返済額3万円、返済期間3年間として計算してみましょう。
出資法に基づいての計算
3年間、金利29.2%で返済した時の元本としては、 毎月1万533円×36ヶ月=37万9188円(支払い済みの利息1万9467円×36ヶ月=70万812円) 元本の残高としては、80万円-37万9118円=42万882円 となり、この時点でもまだ40万円以上あり、元本の返済も3年4ヶ月ほどかかることになります。
引き直し計算後
利息制限法での利率は18%となるので、 3年間返済すると元本の残高は、80万円-64万8000円=15万2000円 (3年間の元本返済分 1万8000円×36ヶ月=64万8000円) この時点で、15万円程度まで下げることができ、元本の返済も9ヶ月ほどまで短縮することができるのです。